STORY

「面白そう」では、終わらせない。

トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラムが14期に渡る派遣を終える今、私達トビタテ生は何をするべきか?

この問いから、本プロジェクトは始まりました。およそ1万人の学生が多様な分野・国に渡って派遣させていただきました。本年2022年をもって、現行トビタテは一度終了し、新トビタテへと体制が変わります。トビタテ節目の年なのです。

2022年は、他にも新型コロナウイルス収束の兆し、ウクライナ問題、エネルギー危機、それだけでなく数多くの歴史的出来事がありました。こうした変化の激しい中、国境は再び開き世界は動いています。ここでトビタテは一旦終わってしまうけれど、このまま終わってよいのか?ヨーロッパに留学中のトビタテ生がある晩集まって話していたとき、たまたまこうした問いが生まれました。

個人の成果はたくさん出た。しかし、"トビタテ"からのアウトプットとして知られているものは意外とないよね。

留学するためのサポートはたくさんあるのですが、留学してからトビタテ生同士で共創するような機会は、意外となかったのです。トビタテで留学したからこそ得られたものの共創によるアウトプットがあれば、トビタテの価値ももっと認知されるだろう。トビタテの熱を冷まさず、むしろ加速させて新トビタテや次の世代に繋ごう。こうした思いから、何かしよう!という機運が高まりまりました。

多分野であることが、強みだ。掛け合わせが、活路だ。

さて、共創アウトプットを出していくために、不足していることは何だろう。私達の結論は、"トビタテの強み"を総合して生かす場がないということです。トビタテの強みは、多様であることです。テーマも活動先も、日本 (いや世界?) 最高峰の多様性を誇るはずです。そして一人一人が希少な経験をして、帰国後それらを生かした面白く意義のある活動をしています。

個人はとがっているのに、それらを掛け合わせる場が、意外とない。だったらその掛け合わせの機会を作ろう。

これが私たちのアプローチです。実際、他の分野のトビタテ生と話していると、同じトピックでも全く違うアプローチがあったり、同じ言葉でも使い方が違ったり、引き出しがぐっと広がるのを感じます。こんなにも別の分野、しかも年齢幅も10年ほどある志高い人たちが集まる組織は、希少です。トビタテ生の掛け合わせ、それが私達の考える共創の第一歩です。

トビタテコミュニティが肥大化してその価値を感じにくくなっているトビタテ生が一定数います。そのフラストレーションを共創のエネルギーに変える、そんな機会を提供していこうとプロジェクトが始動しました。本プロジェクトが、トビタテ発、共創アウトプットのハブになることを目指して。

「面白そう」を開拓せよ、「面白そう」では終らせない。

これが、私達のvalueです。そして本プロジェクトに関わる全ての方が共通して持つマインドです。今まで散らばっていた無数の「面白そう」を開拓します。そして、「面白そう」では終わらせない。実行していくのが、越境プロジェクトです。


※「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」は、2014年からスタートした官民協働で取り組む海外留学支援制度で、2020年までの7年間で約1万人の高校生、大学生を「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」の派遣留学生として送り出す計画で実施されました。

派遣留学生は支援企業と共にグローバル人材コミュニティを形成し”産業界を中心に社会で求められる人材”、”世界で、又は世界を視野に入れて活躍できる人材”へと育成されます。

そして帰国後は海外体験の魅力を伝えるエヴァンジェリスト(伝道師)として日本全体の留学機運を高めることに貢献することが期待されています。 (公式webサイトより引用)